野々市市 市民協働のまちづくり市民会議
活動紹介
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2016年2月24日 (水)

平成28年2月18日(木)~20日(土)の2泊3日の行程で、市民協働のまちづくり市民会議のメンバー4名は、沖縄県那覇市の「なは市民協議会」を訪問しました。

那覇市では、戦後復興期の古くから、個人ボランティアやNPOなどの市民活動が活発に行われていたとのこと。
その様な土壌があるなか、「協働型まちづくり」という言葉が平成10年ころから使われはじめ、NPO育成のための様々な講座の実施や、まぢつくりコーディネーターの育成、協働大使の委嘱など、特徴ある活動が17年間続けられています。

一方、野々市市は、市民協働のまちづくり推進指針やまちづくり基本条例を定めてはいますが、ようやく協働の意識づくりがスタートした状況です。
このような全く異質な地域間の協働交流でしたが、今後の野々市市の市民協働の推進にとって、非常に有意義で参考となる事例を体感することができました。

【以下、Facebookの投稿を再掲】

野々市市市民協働のまちづくり市民会議の沖縄視察第1日目。

初日は野々市と地理的状況が似た那覇市のベッドタウン浦添市を視察。
まずは浦添市立森の子児童センターの指定管理を受けているまちづくりNPOうらそえの理事長の大城さんへのヒアリング。
卓越したマネジメント能力で児童館を地域づくりの拠点と位置づけ、多様な人材を巻き込んでいる好事例。
なにより大城さんの人間力がスゴイ。しっかりとした運営哲学を持ち、福祉施設に「教育」の観点を取り入れているセンスが素敵。
野々市の児童館運営にも参考になります。

ヒアリングの後は素敵な雰囲気の琉球茶房あしびうなぁで琉球料理を満喫。

野々市市市民協働のまちづくり市民会議の沖縄視察第2日目。

午前中は、なは市民協議会のメンバーと共に、世界遺産の首里城および金城道石畳を視察。
尚氏の栄華を感じる一方で、建造物や宝物の多くが復元品という事実は、戦争の悲惨さを物語る。

午後は牧志公設市場の組合長の粟国(あぐに)さんから市場の成り立ちや機能の説明を受ける。
商業者同士、商業者と消費者が信頼の絆で結ばれていること、観光客が増加し市場に新しい風をもたらしていること、一方で風情が失われる危機感もあるとのこと。
現在は建物の老朽化による建替が課題だそうです。

夕方からは、なは市民協働プラザを視察。
那覇市まちづくり協働推進課の薮内さんから翁長前市長(現沖縄知事)が進めてきた協働の取り組みの話。
那覇市は20年前から協働に取り組み、多くの工夫が凝らされた事業は参考になります。

夜は、なは市民協議会と那覇市職員との意見交換&懇親会。
今年10月にはメンバーの野々市訪問も決定。
フットワークの軽さとまちづくりを楽しんでいる姿は見習いたいと思います。

野々市市市民協働のまちづくり市民会議の沖縄視察第3日目。

最終日は、なは市民協議会のメンバーである金城秀子さんが運営するコミュニティカフェ(食堂)「ちゅらはな」を視察。
沖縄料理の朝食を頂く。那覇の社会福祉協議会が支援するカフェ(食堂)は早朝のラジオ体操の2次会?など近隣の高齢者の居場所になっているとのこと。
周辺は高齢化が進み独居老人も多く、地域には無くてはならない存在らしい。
素晴らしいのは元々社会福祉協議会の事業と関係なく、金城さんが自発的に始めた取り組みだということ。自発心は大切。
食事時間には、なは市民協議会のメンバーも合流し意見交換。来れるメンバーがゆるいつながる雰囲気はいいですね。

食事の後は那覇空港へ。無事帰郷しました。
コーディネートしていただいた宮地さんを始め、なは市民協議会のみなさまにはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。

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